全ての夏野菜の収穫が済み,支柱やネットの撤収作業が終わった畑で。
西洋朝顔の追肥作りと,作った追肥を施肥する作業を行ってました。
まずは,腐葉土20㍑一袋と,化成肥料を適量,畑の土の上に出して混ぜ合わせ。
それを,スコップで4㍑程度の小さなビニールバケツに移して,フェンスの西洋朝顔のプランターのある場所まで持って行きます。
そして,軽~くフルスクワットをしつつ,移植ベラで2から3杯を朝顔の根元へ。
フェンスのプランターは18個。
ダイタイ3個で一回往復しないとできない勘定になるので,6往復+αすることになります。
+αは,標準のプランターの4倍はあるプランターが2個あるからです。
その他に緑のカーテン
のプランターが16個。
結構重労働なのです。
フェンスのプランターに最後の追肥を行っていた時。
通りすがりの自転車に乗ったおじいさんが。
「ありがとう。朝顔,おかげで綺麗に咲きました」
「エ?」
(「アンタダレ?」)
僕は面識がなく,もしかしたらtomoさんがあげたのかな~と思い。
フルスクワットの成果を微妙に感じながら,スコップやバケツを洗い,後かたずけをして終了。
夕食の時,お礼を言いながら通り過ぎたおじいさんの話をtomoさんにしながら。
「種あげたの?」
「どんな人」
ダイタイの年恰好を説明すると。
「種あげてないよ。知らない人には」
「そうだよね」
多分・・・・そのおじいちゃんは。
「去年の話なんだけどね。突然自転車で来て,綺麗な朝顔ですね~」
と,言いつつ自転車を下りて,フェンスの脇に自転車を止めると。
おもむろに種を採ろうとして,実生に手を伸ばした,おじいさんじゃないかと思う。
ビックリしてフリーズしちゃったけどね。
そしたらね。
「あれ?まだ青いですね。まだ駄目かな~」
と言うのよ。
「へ~。そんでどうなったの?」
「そん時は,種は採れなかったんだけど」
残念そうな顔しながら。
種を勝手に採ってもいいですかって聞いてきたのよ。
勝手に盗ろうとしたにも拘らずにね。
「比較的,種の採れない品種だからって言って。
欲しい時は勝手に盗らないで,一言声かけてくださいね」
って言ったんだけどな~。
「その爺さん,その後何か言ってきた訳じゃないでしょう」
「全然」
「という事は,勝手に盗って言っちゃたんだね」
「そう言う事になるわね~」
「明らかに種が蔦に着いたままの状態なら,無主物とは言えないからな~」
「ハハハハ。弾けて落ちた種でも無主物にはならない?判決だったわよね」