1階の庭に出しておいたグレープフルーツとレモンの木が
風にあおられ倒れる被害が発生。
被害と言うとちょっと大げさなのですが,
春先からしょっちゅう倒れるので,tomoさんがてんてこ舞いしてました。
てんてこ舞いと言うか痛い思いなのです。
この柑橘系の木には,鋭いトゲが幹全体からから生えています。
幹と同じぐらい固く,長いものは30㎜ぐらいあります。
間違いなく,本当に痛いのです。
と言う事で・・・最後はもうあきらめて,一度倒れたら風が収まるまでそのままにしてました。
いろいろ考えた結果・・・
「2階のベランダがいいのでは?2階のベランダでレモンの香りが楽しめるし。」
2階のベランダは壁が高さ800㎜その上に手すりがついていてその高さが1150㎜
だから,多少の風だったら大丈夫という意識がありました。
この僕の案は満場一致で受け入れられたのです。
そして,レモンとグレープフルーツの木を,1階から2階のベランダの西側へ移動したのであります。
とっても重くてしんどい作業でした。
しかし,今年の風は凄すぎたのです。
そして,僕の考えがアマちゃんだったのです。
まず約2mに育ったグレープフルーツの鉢が倒れ
次に約1.6mのグレープフルーツが
そして最後に約1.5mのレモンが犠牲になったのであります。
しかたなく,
麻縄(ロープがなかったので)で鉢をグルグル巻にして,ベランダの手すりに括り付けてみました。
そして鉢に重石の石を・・・。
恒久的な対策ではなく暫定的な対策でしたけど・・・役に立ちませんでした。
そして,tomoさんじゃなくグレープフルーツとレモンの七転八倒?・・・痛さとの格闘がまた始まったのです。
今度はベランダなので,鉢からこぼれた土の回収と言う”おまけ”までついてきてしまったのです。
「まずいヨ。これは。満場一致で決定したとしても」
取りあえずでかいグレープフルーツの2本を東側のベランダに移して・・・気休めだけど・・・netで鉢の転倒防止に関して検索を繰り返すも,これと言う気の利いた物はないんですね。
「そんじゃ。作ればいいっちゃね」
ってことで・・・市販されてる材料を考慮しながら設計することにしました。
そして,天板はラワン合板910㎜×450㎜×12㎜をそのまま使う事にして。
ただ,このまま脚をつけて設置しただけでは450㎜側に倒れる危険があるので,共通金具ですべての面が連結できる事。
つまり,
910㎜と450㎜。910㎜と910㎜。450㎜と450㎜。910㎜と450㎜と450㎜。
フレキシブルに連結できる事。
この条件を満足できるように設計してみました。
こうすれば,ベランダの狭いスペースでもうまく配置できるし。
ベランダの壁際に並べることができるという理由からです。物干し台に吊っているのは,クリアラッカーで防水処理を施してるところです。
そして完成。石を乗っけてるのは,一階に持っていくのが面倒なので・・・。
ある朝気付いたのですが,この転倒防止の天板にフンが一杯。
「おおお!アゲハ蝶々の幼虫」
そういえば,明るくなり始める早朝。鳥たちのざわめき?が枕もとで聞こえて結構うるさかったんですね。
鳥たちがこのアゲハの幼虫(黒アゲハか黄アゲハかはまだ不明です)の捕食のために集まってきていて。
バトルを・・・
「それはオレンダ!」
「違うはアタシノよ!」
「へへへ食べちゃったもんね。うめ~」
って言ってるかどうか解りませんが。
鳥さん達も必死。
なんですね。
実はグレープフルーツとレモンの木には毎年アゲハが来て卵を産み付けていきます。
そして,何匹か成虫になり飛び立っていくのですが。
震災後の2年間は,まったくその気配がありませんでいした。
そのアゲハがようやっと帰ってきたのかな。
補殺するのは何か忍びないので,木が枯れない程度にそのまま観察する今年にしました。
「フンの掃除が大変だけど。仕方ないか」
『ワクワク』してます。
早朝の撮影になるでしょうけど・・・。